最近見た人たち

宝物だったよ…

・月曜に見た小学4年生くらいの女児。

仕事場近くの某団地に訪問後、停めていた車に戻る途中、後ろから颯爽とキックボードで現れた女児。

歩道の、3cm程度の段差にためらうことなく自信満々で突っ込んでゆく女児。

(へぇ、乗ったことないけど、キックボードってあの程度の段差なら乗り越えられるんだぁ)
で、車のキー、車のキー…ってポケットまさぐってたら


スイー、ガーン、ステーン!

ぇぇぇぇええええええええ!?


思わず、「だ、大丈夫!?」と駆け寄ると、(やっちまったよ久々によぉ)くらいの顔で女児ヘラヘラ笑ってやがって、お前はキックボードの前に三輪車マスターしろと。ローラースルーゴーゴー知らないだろお前!と。その段差がその勢いで乗り越えられるなら、オレもヘルパーさんも車いすで苦労しないんじゃ!と。

さらに後ろから現れたのが女児の父親。

これまたヘラヘラ笑って「もうー、ムリに決まってるじゃないかぁ、このお転婆ムスメェ」

オイオイ、大ケガしてたらどうすんだ。

お前ら親子は出かけずに家ん中で桃鉄でもやってろ、二人きりで。1週間くらいずっと。


・昨日訪問したおばあちゃん

仕事柄、訪問した利用者さんの、「この人には日常生活において、何が出来て、何が出来ないのか」をキチンと把握しないといけないことが多いです。

特にお風呂場は転倒などの事故が多く、手すりやなにやらをオススメするにしても、その人に果たして適切な把持力、つまり握力があるのかどうかを知るため、
「スミマセン、僕の手を思いっきり握ってみてもらってもいいですか?」と聞いたりする。


Hさんにも握ってもらいました。お風呂の手すりや入浴補助用具に関して僕が説明してる間(5分くらい)、ずっと握られっぱなしで、あいてる左手で手の甲さすってくるし。

「あ、もう大丈夫です。ありがとうございました」って言ったらやっと放してくれたけど、そんな頬染められても。

どうしてこうも(超)年上女性にモテるのか。


・今日華屋与兵衛でとなりだったお兄ちゃん


今日は華屋与兵衛で昼飯を食った。

隣は、やはり一人で来ている職人のお兄ちゃん。天丼を食っている。

オレ、「与兵衛では大抵コレ」、のカツ煮セットご飯大盛り(カツ皿とミニうどんのセット)を頼む。

届く。

食う。

食い終わる。

隣の兄ちゃん、まだ食ってる。オレが席に着いたときもう食い始めてたのに、まだ半分以上残ってる。


なんか、職人ぽくな〜い…。

職人の昼飯と言えば、噛まずに飲む。コレ。


やっと食い終わったお兄ちゃん、店員を呼び、「ランチドリンク付けてもらえますか?」と。

「ええっと、じゃぁオレンジ…あ、リンゴジュース」



なんか…
カワイイなお前!



・土曜日多摩センター駅近くで見かけた白バイ警官

信号待ちをしていると、対向車線の先頭に白バイ。

ふとその右側を見ると、これまた小学生、此度は低学年男児数人が、その白バイ警官に向かって


気を付け!敬礼!を散々繰り返している。


白バイ警官、絶対気づいているが、気づかないフリ。信号、結構長い。


おそらく、その信号で停車している車のドライバーのうち相当数がその光景を見ている。

ニヤニヤ笑っている。

(よ〜、返事してやれよぉ〜。子供に夢を与えてやれよぉ〜)と。


白バイ警官、諦めたらしい。スチャッと音がしそうなくらいの勢いで子供たちに敬礼。


その瞬間、子供たちは「ワァッ」と、ホントに嬉しそうに大きな声で叫び、白バイ警官に向かって手を振り、もう一度敬礼をした。


いい光景だった。オレ、車降りて(信号待ちの先頭だが)、その白バイ警官の肩バンバン叩いて、


「良かったなぁ!お前お巡りさんになって良かったなぁ!」って


言ってやりたかったです。