オタク道まっしぐらでどうでしょう? Part1

平成G私的名作「ゴジラVSビオランテ」

今から10何年か前は、年に一度くらいの割合でサンシャインシティに行っていた。

そのメインは、2年に一度秋に開催される、悪名高き「楽器フェア」というヤツで、今はパシフィコ横浜で開催されてるんですかね?


今思い返すと、別に「どーってこたねぇ」イベントなんですけど。


入場料1000円払って、新発売の楽器や機材を一足早くチェック出来ますぞ!的なノリのイベントで、主に楽器オタクが行きます。その当時は、いろいろ機材にこだわりとかあったんですが、今はもう「好きな音出ればなんでもいーや」なので全く興味ありません。


なんか、入り口でエコバッグもらって、興味あるギターや機材の試奏とかして、カタログやステッカーもらいまくって、あと、有名メーカーとエンドース契約してる著名ミュージシャンのサイン会に並んだり、もう、オタク丸出しですわ。ホント、今思うとなんであんなことしてたんだろ、と。いえ、別に今楽器フェアに行く人に何も含むところはないです。今はまた違う雰囲気なのかも知れないし。


今は仕事で年に一回、東京ビッグサイトで同じく秋に催される「国際福祉機器展」に行っちゃあ似たようなことしてますが、今のは仕事ですしね。ある意味福祉用具オタクでも別にいいかな、と。サインはもらえないけどね。入浴関係のブースでデモンストレーション中の水着ギャルに目が釘付けになったり、それなりにいいことはあります。


ところで、1994年だったと思うんですが、友人runt5150と、おなじみサンシャインシティに、



「大ゴジラ博」というのを見に行った。


もちろん僕が誘ったのだが。


記憶が曖昧だが、映画「ゴジラVSスペースゴジラ」をこれまた僕が誘って鑑賞し、その勢いで「ゴジラ博も見ようぜ」みたいな感じだったかしら?


映画そのものは、スーファミソフト「超ゴジラ」に登場の、「ゴジラが敵怪獣倒すのに必殺技出す段になると変身する『超ゴジラ』」がゴジラの敵役として登場する、(G細胞が宇宙に散布されてどうこうみたいな)かなりエキセントリックな内容だったと思います。MOGERAは意外と良かったけどね。


そして「大ゴジラ博」は…


これまた内容ほとんど憶えてないです。結構貴重な古い資料なんかも展示されてたと思うんですけど、22、3歳のしかも長髪&デニム&レザーなメタル男二人で、ベンチに腰掛けてぬいぐるみショー見てたあたりで意識がトンだ気がします。


こどもの頃からゴジラファンでしたが、僕にとってのゴジラとは、本当に子供だった頃の「子供の味方」的ゴジラではなく、小学校高学年か中学校の時に見た、新宿シアターアプル、「ゴジラフェスティバル」での白黒の第一作、「ゴジラ」の怖くて怖くて仕方ないイッちゃってる目のゴジラなんですよね。ストイックなまでに、義務感を感じるほどに破壊に執着するゴジラ。コレこそが核兵器被災国の悲劇への、究極の純度でのアイロニーだと。


平成ゴジラはそういった「怖くて強くて、もうどうしようもないゴジラ」路線で作られているには作られているんですが、やっぱり基本はお子様向けですので、何がどう強いのか分からないモスラや存在意義そのものに疑問を抱かざるを得ない双子の小美人が必ず出て来ちゃうワケです。子供の頃に見たミニラは許せるが、「VSキングギドラ」の「ジュニア」とかもう、世界観の可否を問わず醜悪だと。イヤ、別にいいんですけど。



子供の味方・地球の味方的視点は残しつつも、ストイックさと怪獣への恐怖感、巨大感は倍増、グラフィック的にも完成度が非常に高い、大人が楽しめる怪獣映画、平成「ガメラ」に浮気したとしても、誰が責められましょうや。



でも、未だにゴジラの映画は1本も欠かさず見てます。さすがに劇場には足を運ばず、レンタルでですが。


ところで、この「大ゴジラ博」を見たあとに、事件が起こりました。
それは、「大ゴジラ博」でイマイチ(大いに)すっきりしなかったヒロチが、同じくサンシャインシティで開催中の、とあるイベントの広告を見たところから始まります。


そのイベントのタイトルは…

「知られざるサメの世界」(だったと思う)


僕は連れのrunt5150に言いました。

「ねぇ、オレ、コレ見たい。頼むよ。
つまんなかったら入場料はオレが持つ!」
と。


つづく (だって今日はもう疲れちゃったから)