”ドラゴンズワールド”
↑昨日借りてきて、日記でも言及したDVD。
ごめんなさい、全然モンスターパニック映画じゃぁなぁかったぁ。失礼いたしました。
ジャケットはそんな感じだったもんで。
正体は、ディスカバリーチャンネルが製作した「アニマルプラネット」のテレビ映画?なのかな?
http://animal.discovery.com/convergence/dragons/dragons.html
以下、結構なネタバレ含みます。
未見の方は、赤字部分は読まないようにお勧めします。
内容は、フィクションではありますがいわゆる怪獣映画ではないです。
『とある生物学者が、自らが発掘した、世界でも珍しいほぼ完璧なティラノサウルス・レックスの頭部化石に、妙な3本の爪痕と炎によって焦げた痕跡を発見。そこから、「これはドラゴンがTレックスを襲った跡であり、古代にはドラゴンが実在したのではないか、その証拠に洋の東西を問わず竜・ドラゴンの伝説が残っているではないか」という仮説を発表する。が、彼は時代の寵児から一躍世間の物笑いの種になる。ところがそんなある日、ルーマニアの氷河地帯の山で、氷付けの人間の死骸とともに、かつて発見されたことのない、角と翼を持つ巨大生物の死骸が発見された。彼は政府の依頼で現地に飛ぶ…!』
アニマルプラネットが作っただけあって、
「なぜ炎を吐くことが出来たのか」「なぜあの巨体に見合わない小さく薄い翼で飛べたのか」などの疑問を、主人公である生物学者を通して理論的に解き明かします。
まぁ、素人が考えても多少のムリはあるんですが、比較的学術的論理にも致命的な破綻はないように思います。
なかなか面白く観ることが出来ました。
特撮・CG技術に関しては、やはり「ジュラシックパーク」シリーズや、海外のモンスター映画では私的最高傑作であると考える「サラマンダー」にはかなり劣りますが、作品本来の目的と、予算を考えると致し方ないかとも。
ところで、わざわざまたこの作品を取り上げた理由ですよ!
↑のあらすじのところのこの部分!
「その証拠に洋の東西を問わず竜・ドラゴンの伝説が残っているではないか」
僕ねぇ、子供の頃からずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとこのことは考えてたんですよ。
タダ、この「ドラゴンズワールド」とはちょっと違って、「ドラゴンが実在したのではないか」という方向に結びつけるのではなく、「西洋・東洋文明、アステカなどの南米の文明に残っている竜伝説は、恐竜の生き残りと人類が接触した形跡ではないか」と言うことなんですが。
想像上の生物とされる、中国の天翔ける竜の絵、ヨーロッパの火を吐き、翼を持つドラゴンの絵。
共通するのは巨大な爬虫類であること。
どちらも現代のように恐竜の研究が進んでいない紀元前から中世のものです。
恐竜を知らない大昔の人々が、なぜ竜やドラゴンを想像し得たのか。それは、もしかしたら恐竜と共存した時期が、たとえわずかであってもあったからではないか。
恐竜の化石を発見してそこから想像したからかも知れないが、それだけで、爬虫類の特徴である外皮のウロコや全体像まで想像しうることが出来ただろうか…。
日常誰かと会話していて、少しでも恐竜の話題を許してくれそうな人だったら、それを熱弁した記憶があります。
小学校の頃から何度も何度も、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと。
歳をふるに連れて、相手の反応は、
「そうかぁ、そう言う考え方は面白いなぁ」から
「恐竜ねぇ…」になり、
「ハイハイ分かったから、もういいから」になり、
ここ最近では、かつて自分がそう考えていたことさえ忘れていたんです。
それを、ひっさびさに思い出したんです。
少年時代の熱い思いを。
そしてこう思いました。
(アニマルプラネットに)パクられたと。
ヒロチはいつでも、謝罪及び賠償を受け容れる用意があります。
おおっと。いえいえ、大金よこせというわけではありません。まぁ、誠意ってヤツですよ。
ご連絡、お待ち申しております。
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海外モンスター映画の金字塔。最高のVFXと臨場感。
が、おそらく「ガメラ3-邪神<イリス>覚醒-」に影響を受けてると思う。