今日はね

画像はイメージです

ちょっとだけ怒ってますよ。

事件は今朝9時過ぎのお話し。

ヒロチは、いつも朝は缶コーヒーからスタートします。大抵、ブラック無糖です。
メーカーは特に気にしないです。こないだまで寒かったので、職場までの通勤路、最後の信号の手前の自販機で
ジョー○アのブラックをホットで買うことが多かったですが、ここんとこ暑いスよね。

で、職場の隣の隣のタバコ屋さんでBO○Sのブラックが早々とicedになっていたので120円入れてボタンを

ドカンと押したわけですよ。


出てこないんですよ、コーヒーが。


120円はそのまま何事もなかったかのように自販機に吸い込まれたまま。


実は2度目ですよ、ここの、この自販機で金飲まれたの。


前回は、確か祝日でお店が休みだったので泣き寝入りしたんですが、今日はお店開いてたからね。
早速コンコン、とガラスをノックしました。

すると、(あぁ?タバコ買うのかコラ?)てな勢いでおばあちゃん登場。


ヒ「お金だけ飲まれてコーヒー出てこないんすよ」
ば「………お金入れた?」

ヘイ、日本語で会話しようゼ!今お金飲まれたって言ったゼ!

ヒ「120円入れたけど、ボタン押してもコーヒーが…」
ば「どれ…」

と、やにわにレジ(でなくお菓子の空き缶)から10円玉を取り出し、自販機のコイン投入口へ。
「10」という赤文字の表示が出て、おばあちゃんのたまわく、

ば「ホレ、ちゃんと入る」
ヒ「………イヤ、僕が120円入れたときもちゃんと入ったし、120って表示もされたの」

ば「120って出た?」
ヒ「120って出た」



あああ、何だろこの会話!


イズ ディス ア ペン?
エス、ディス イズ ア ペン


おもむろに千円札投入スロットのプラスチックカバーをめくり、何かを確認しはじめるおばあちゃんに、

ヒ「イヤ、小銭を入れました。120円丁度」

ば「ちょっと待ってな」

今度は小銭120円をレジ(でなくお菓子の空き缶)から取り出し、コイン投入口へ。

ば「ホレ、120円入った」
ヒ「…ウン」

ば「入るんだよ」
ヒ「………(この辺で面白くなって来ちゃう悪い癖)このボタン押してみて?」


ここは勝負だった。


ここでコーヒーが出て来ちゃったらもう、このおばあちゃんに何言っても信じてもらえないし、むしろ更なる疑いの目で見られること間違いナス。



ところが、マジで出てこなかったワケですよ、コーヒーは。



ヒ「あー、まただ」
ば「(釣り銭レバーをガチャガチャ動かしながら)…ホントだねぇ…ゴメンねぇ」
ヒ「いえいえ」

おばあちゃんが店内に戻ると、旦那さんらしきおじいちゃんが、

じ「どしたぁ!」
ば「コーヒーが出てこないんだよ」

すると、何を思ったかおじいちゃん、オレに向かって

じ「あんた住所どこ!?」



これにはオレもビックリ。

ヒ「…な、何で住所???」


じ「最近、そういう風に言って何度もお金だまし取られてるんだよ!」


(正直なところ相当)ムカついた。はなから疑ってかかってるよ。

そりゃね、いい歳して年に何度も無灯火で職質される男ですからね、
怪しいんでしょうよ、見た目十分。無灯火どころか、仕事中に自転車盗難の嫌疑で
真っ昼間に職質されたしね。
参照:http://d.hatena.ne.jp/mrcrowley/20050719


ヒ「あのね、お金だけ飲まれてコーヒ…」
じ「よくあるんだよ、そう言うことが!」
ひ「イヤ…」
じ「困ってるんだよぉ!」



ちょっと待ってくれ。困ってるのはオレだ。
そして事実を知るおばあちゃんだ。



ば「今確かめたのよ、ホントにお金だけ飲ま…」
じ「住所聞かせてくれよぉ!」
ば「イヤ、壊れてるのよ自販機が」
じ「…あ?」
ば「今確かめたら、お金だけ入って出てこなかったよ、コーヒーが」
じ「…あー、あん…ウン。そうか…」
ば「メーカーに修理させるから」

ヒロチの心中、漆黒の憎悪の炎がメラメラと燃えていましたが(ホントに心が狭い)、この辺でおじいちゃんが可哀相に思えてきたのもこれまた事実。しかもおじいちゃん、明らかに脳血管障害の後遺症と思われる、体の右側に麻痺を抱えている様子。

おじいちゃんが相当気まずいであろうことは分かったので、あえて店外に出ておばあちゃんに、

ヒ「他の自販機で買うよ」と。
ば「じゃあホレ、こっちの自販機で買いな」

と指さしたのはやはり自分のお店で管理している自販機(J○がメイン)。

ウーン、ここにはブラックどころか、ホットの甘甘コーヒーしかないなぁ。

ヒ「冷たいブラックが飲みたいから、違うところで買うよ、ゴメンね」
ば「あーそうかい」

そしておばあちゃんからもらった(というか返してもらった)120円で、近くのキ○ンの自販機でFI○Eの
ブラック(iced)を買いました。


でもね、ホントはおばあちゃんのお店でB○SSのブラックを買って飲みたかったんだよ、ホントだゼ?早く修理してもらって、僕に美味しいブラックコーヒーを売ってね、おじいちゃんおばあちゃん。