なんだぁ

「マグロダイエット」って何だ、名前だけでもスゲェインパクトだぞ、と思ったら

マイクロダイエット」の見間違いだったワケだよ。


さて、ヒロチにはここ数年(正確には16年くらい)通っているラーメン屋さんがありますが。(夜行くと、黙って座っただけで瓶ビール登場)



特に「行列の出来るラーメン屋」でもなく、「雑誌に紹介されるラーメン屋」でもなく、

単に「好みのラーメン」て言うだけなんですが。見た目ほどコッテリしすぎてなく、脂脂してなくて。「麺固めで」というのをお忘れなく。



スープは基本とんこつ。メインはしょうゆ味で他に塩、味噌、南蛮(辛いの)、つけ麺など。

基本の具はチャーシュー(絶品)とメンマ、ネギ、モヤシ、ノリ。他に味玉(50円)、ニンニク(無料)。入店時は履き物に注意。溝も何もないソールがフラットな靴だと、足を滑らせスープの寸胴に頭からダイブの危険アリ(ちょっとウソ)。


この店面白くて、ネットなどで情報見てみると、評価が真っ二つ。




「美味い」の代表的意見は、特に色なし。「え〜、美味いよね」「オレは好きだな」など。

「不味い」の代表的意見は、「スープ、雑巾臭くね?」「オヤジがうざい」など。


まぁ、僕の意見は、「オレは好きなんだけど…」なので、説得力はないですね。別に気にしないけど。まぁ、好きですよ。美味い。飽きない。


で、本題はそれとは別で。



僕はですね。


一人で飯食うときは、味もさることながら、何を求めるって


「落ち着き」なんですよ。


例えばラーメンなら、現在内容が佳境に差し掛かっている文庫本片手に、

フガフガ言いながらひたすらラーメンすする、それが「落ち着き」なわけです。

違う食い物だったとしても、自分一人の世界に没入して最初の一口から最後の一口までを堪能したい、それは変わりません。


それが「一人○○」(ex:ラーメン、ファミレス、定食、焼き肉etc)の醍醐味なワケです。


良く、「(特に)一人焼き肉はわびしすぎる」とのご意見を頂戴いたしますが、それは「一人焼き肉」を未経験の方の偏見です。



想像してご覧なさい、そっと眼を閉じて…。(BGM:Imagine / John Lennon


「あの七輪を、カウンター席で一人で独占できることを」

「あの『その肉は誰が焼いてた』だのの争いのない焼き肉網を」

「自分のペースで焼き、漬け、食う。そんな焼き肉を」



以上余談。


とまぁ、そんな落ち着き(言い換えれば癒しの時間)を求めて、好きな味のラーメンを食べに行く僕がいるのですが、この店のオヤジが、



http://d.hatena.ne.jp/mrcrowley/20070619

のオヤジくらい、喋って喋って喋り倒すんですわ。


一言目は大抵、

「でもアレだよな(枕詞)」から始まり、

「オタクんとこなんかアレだろ?(オレの職種は知ってる。つうかバレた)」と続き、

「オレらの時代なんかはさ(さりげなく、かつ内容がない自慢話)」で展開し、

「結局みんなそうなんだよな(えっ?どんな?)」で締める。

締まったかと思ったら、

「でもアレだよな」で再びブラックホールへドーン!


特に、カウンター席の一番奥(厨房のオヤジに一番近い)に座ってしまうと悲劇で、


こちらとしてはメールなり文庫本なりに集中してるのを強烈にアピールしているにもかかわらず、


「でもアレだよな」

「え?」(ココで反応しちゃったらアウト。とは言え、シカトも出来ないのが大人の世界)

「オタクんとこなんか以下ry」

延々続くスカスカトークの罠。


そんなこんなも含めて、「あの店、美味いの?」と聞かれると、


「イヤ、オレは好きなんだけどね…」になってしまうほろ苦い、My Favourite Chinese Noodle Story.